チベットを知る夏~梅野泉さん講演会~

8月21日東中野のポレポレ坐で行われていた
「受難と祈り~チベットを知るための夏」に行ってきました。
当日のイベントは大好きな梅野泉 さんの講演会
「ダライ・ラマ6世の恋愛詩-その謎を巡って」です。
梅野泉さんは1988年にダラムサラに行かれ、ダライラマ法王にインタビューを
されたこともあり、とてもチベットについての造詣が深く、通訳、翻訳家であり、
詩人でいらっしゃいます。
ボン教の智慧をベースにシャーマニズム、タントラ、ゾクチェンの教えを通して、
五大元素(地、水、火、風、空)の完全な調和の道をとても詳細に解説した初めての本
「チベッタン・ヒーリング」の訳者でもあります。
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あまりにも奥が深すぎて一度読んだだけでは、咀嚼し切れなかったくらい内容がすばらしく、
チベット体操をやっていく上でも、算命学を学んでいる上でも大切な一冊となりました。
さてダライラマ6世のお話です。
6世は、僧衣を脱ぎ捨て還俗し、夜な夜なラサの街にくりだして浮き名を流したという、
ダライ・ラマとしては前代未聞な存在なのです。
幼い頃に幽閉され苦しく辛い少年時代を送り、23歳という若さで世を去るのですが、
その死は謎とされいくつもの死にまつわる話があります。
6世の恋愛詩が梅野さんに詠まれ、解説されていきます。
それは恋愛詩であってただの恋愛詩ではなかったのです!!
読むものの心を映し、様々なものが湧き出てくる多層的で多次元的とも言える詩。
チベット密教の預言ともとれるような、
また人の世の無常感や死生感をも描き出しているような・・・
詠みかた、捉え方によって何層にもなる深い深い洞察があるのです。
ひとつ紹介しましょうね。
・。・。・。・。 花咲き乱れうつろえど  蜜吸う蜂は悲しまじ
         恋の縁は尽きせども   えも悲しまじ我が心  ・。・。・。・。
どう解釈しますか?
どんなふうに自分の心をこの詩に映しますか?
梅野さんの解釈はこうでした。
花も人の心《恋心》も一瞬一瞬変化していくもの。そういうものに対して執着せず、
さらさらと軽やかでいようよ。
本来の自分を真実知っていたならば、恋がやぶれたくらいたいしたことではない。
本当の自分との出会いが最大の喜びなのだから・・・
ぐぐっときませんか?
私はぐっときちゃいました。
ダライラマが観音菩薩の化身とはまさに!!と思わずにはいられないのです。
自ら庶民の中に分け入り、庶民が楽しめる恋愛詩の様相を呈しながら、
実は奥深い意味が湧き出てくる・・・
チベットの人々に愛され、深いつながりあいの中で支えられてきた詩。
その文化が、今、壊され続けています。
壊しているのは私たちの心の中でもむっくりと顔をだす・・・『欲望』
自分たちの言葉で話し、平和で当たり前の生活がしたいだけなのに、その願いは
今、踏みにじられています。
私たちはあまりにもチベットのことを知らなさ過ぎると思いました。
古代から受け継がれてきたチベット仏教やチベット医学、チベット占星術・・・
そういったすばらしく精神性の高い文化がなくなってしまうのは悲しいと梅野さんは
おっしゃってました。
チベットの子供たちが描いた絵に囲まれて、楽しくて、意味深い講演会でした。
ポレポレ座のカフェではチベット人が大好きだというバター茶をいただき、
(バターたっぷりの甘くないチャイという感じでした)
素敵なものにも出会いました。
出会いたいものには出会えるんですね~~~ほんと。
ゾンカル・チョーデ寺院で伝統的な手法にのっとって、20種類の成分をいれて
ひとつひとつ手作りで作られたカーラチャクラ・インセンス!!
ボランティアスタッフの方超おすすめだけあって、早速使ってみたけれど、
すごくいいの~~~^^
チベット体操クラスで使ってみたいな~~
もうひとつは『ルン』のハーブティー!!
チベット医学書に忠実に純粋な自然のハーブだけでつくられています。
香りもよくておいしいです~~
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ゾンカル・チョーデ寺院についてはこちら
http://zingkaruchoede.co.in
そして一緒に行った友人からはおすすめ野菜料理の本をいただき、感激!!
最近ちょっとマンネリ気味の我が家の食卓に早速登場したのが、
ピーマンのゆかり入りピカタと簡単!!!!《ほんっと簡単》冷汁。
すぐ食べちゃって、写真を撮り忘れたよ・・・・
それからそれからまだある・・・
意図と願望の法則~注意と意図でエネルギーと情報を引き寄せる!~ってやり方。
雪だるまは最初は小さいけれど、転がしていくとだんだん大きくなっていく・・・
雪だるまをかなえる設計図が大切なんですって。
そして、
「一般的に努力というのは
消費エネルギーがあまりにも多くて、時間がかかりすぎて成果が上がらないものに対し、
何とかしようとすることを努力という」
これは疲れますよね~~という見出しを読んで惹きつけられ、
効率と能率について書かれていた「それ」を読むと・・・・
消費しないでエネルギーを作れる方法を実は私たちは知っている。それを使えばいい
だけのこと。
自分自身に内在している宇宙法を活性して、自然法の摂理に即し実行する。
それってチベット体操をして、算命学を活用しなさいってこと???
あはは(超自分流解釈^^)
31日はちょうど新月だし、『意図と願望の法則』に沿って算命学講座参加者の皆さんとワークをやりながら、雪だるまをかなえる設計図を描いてみようと思います。
お楽しみに~~~
喜びのエネルギーこそが効率・能率を上げる。
やっぱり「JOY」ですよ。みなさん!!

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