知ろうとする義務

昨日夜、
映画『幸せの経済学』完成試写会&
ヘレナ・ノーバーグさんと鎌仲ひとみさんトークライヴ@立教大学に行ってきました。
豊かさとは?
幸せとは?
自立とは?
と問いかける内容です。
世界の大部分で無意識に、また意識的に、
信じられ、教えられ、考えられてきた『経済成長はなくてはならないもの』
そのグローバリゼーションが私達の社会にもたらしたものは
対立や仕事の奪い合い、犯罪の加、傷ついた心、環境破壊。。
ほんとうに私達の今!は豊かなのでしょうか?
有限の地球のうえで無限の経済成長を求める今の構造の問題点。
ヒマラヤ山脈の山岳地帯にあるラダック地方は古くから自然と調和し、
人々は地域にある資源を大切に有効に循環させ、豊かに幸せに満ちた暮らしをしていました。
しかし、グローバリゼーションと近代化の波、消費文化の波に翻弄されていく姿を見ながら、
今まで大切に伝え、守られてきた価値や自己信頼さえも失っていく様子に
たくさん考えさせられました。
鎌仲さんの映画『ミツバチの羽音と地球の回転』も19日から渋谷ユーロスペースで上映中!!
瀬戸内海に浮かぶ祝島の人達が上関原発計画に向き合い、
地域自立型のエネルギーを作り出す持続可能な社会に取り組む姿と
環境先進国スウェーデンの今を描いています。
今祝島で何が起きているか、その現実を政府もマスコミも決して伝えない。
一昨日、祝島から戻ってきたばかりという鎌仲さんがそこで見たものは中国電力による
でついにはじまってしまった原発のための力ずくでの埋め立て工事。
500人に満たない平均年齢75歳の島民の人達がただただ願うのは海の生態系を守った暮らし方だけであるのに、原発以外の自然エネルギーではどうしてだめなのか・・・
海を守りたいと願うおばあちゃんを中国電力の800人からの社員を動員した強行工事が
押し倒し、骨折したおばあちゃんは救急車で運ばれていく・・
そんなニュースはどのテレビ局も新聞も全く報じてはいない・・なぜ?
政府やマスコミは大企業の利害を守っていても、国民や環境を守ってはいないのだ。。
私達には知る権利と同様に、目を背けず知る義務があると思う。
一番大きな問題は
無知だ。
どういう未来を選択したいのか、私達は今その分岐点にいるのだと思う。
鎌仲さんの映画は現実をきちんと捉えているけれど決して悲観的でなく、見て元気になれます
幸せの経済学は4月から公開です!!
全国100箇所以上での自主上映をめざしています。
是非見てくださいね!!

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