立春(一年の始まり)に向けてまだ大掃除間に合いますよ^^

昨日は琴獎菊負けちゃいましたね、、

さて、みなさんは年末の大掃除はしっかりすんでピカピカですか?

年末は旅行にいっていたり、体調を崩していてまだお掃除が済んでいない方、バタバタしていてまだなの、って方も大丈夫ですよ!

なぜなら、まだチャンスがあるからです♪

かつての日本人にとっての一年は十二支上で展開していました。

一年という枠組みだけでなく、
人だけでなく、あらゆる生物の一生や
さらにはこの世とあの世、
あるいはもっと小さな枠組みの朝夕、昼と夜も
この十二支盤上で動いていたのです。

時代劇などを見るとき、
丑三つ時、亥の刻などといった表現をしていますよね?

また神道祭祀はもちろんのこと、仏教や一般の年中行事にも
十二支の考えがもちいられているのです。

が、暦が移行したこと(太陰太陽暦から太陽暦)、
そして、明治期に陰陽五行が迷信として、識者から否定されたことが大きな要因となり、残念ながら日本人の暮らしから十二支の考えが消えてしまうこととなりました。
意図的とも思えます。

日本の祭りや行事は十二支によって理論づけれられていて、今もなおそれは守られているのに。。。です。

現在の日本では新年は太陽暦(西洋歴・グレゴリオ暦)に従って1月1日ですね。

明治以降その感覚は日本人の中にしみわたっています。

1月1日は冬至(12月21日のころ)からわずかに10日足らずのまだ寒い冬(子月)であるのにも関わらず、
新春や迎春、と春という文字を使いますね。
おかしくないですか?

これは以前は2月4日の立春が新年であったことの名残だと言われています。

立春の前日に節分の行事がありますね。
節分とは節を分けると書きます。
実は一年の内で節分に当たる日は4つある(春夏秋冬の区切り)のですが、その4つの節を分ける日のなかで最も重要な一年の始まりと終わりの節分になるからですね。この節分と立春の境は、暦では丑月と寅月の境でいわゆる鬼門にあたります。

立春=一年のはじまり、の前の日=節分に
家をきれいに掃除することで
陰気を(塵やごみ、ガラクタといったものは風水的にも陰の気をもたらします)一掃して新しい春を迎える準備をし、やがて来る春を祝ったのが立春=お正月、だったのです。

節分には豆をまく、そして鬼は外、福は内と言いますよね。

陰はその昔、オニという読み方があったそうです。

つまりオニ=陰気は外へだし、福=春=陽気を迎え入れる
行事だったということで、その行事を取り入れながらも
新年だけは太陽暦にのっとって1月1日って
なんだかすごく変なことをしているわけですね。私たち。

最近は節分は恵方巻を食べる日になってしまっていて
本来の意味はどこかにいってしまってますが・・・

算命学では十干と十二支の組み合わせの最小公倍数である
六十の周期で日を数えます。
甲子から始まって癸亥で終わりますが、この組み合わせを
「六十花甲子」と呼び、生まれてから六十年を経ると、
その人が生まれた年の干支を迎えます。

例えば2015年は乙未年でしたから2015年に生まれた
赤ちゃんは60年経つとまた乙未年を迎えるということになるのですね。

それを「還暦」すなわち、

暦が六十個すべてをめぐってもう一度還ってきたこと、
始まりから終わりまでの一巡をしたことを祝い、

また、新たな人生が始まる、新しく誕生するということで、
新しく生まれた赤ちゃんと同様
赤い頭巾や赤いちゃんちゃんこがお祝いの品として贈られるという、儀式でもあるわけですね。

この還暦を祝う風習は今なお日本の社会の中に根強く生きていますね。

節分しかり、還暦しかり、

陰陽五行を否定した日本人も知らない間にこういう法則の中に
生きていることは興味深いことでもあります。

自然界のリズムの中で生きようとする肉体的な感覚というものは、たとえ時代の波の中で識者や時の権力者による思想や政治で封印されたり奪われたとしても、伝承や歌や風習の中に息づき、伝えられていくものなんだなとも思います。

私は感覚的にも西洋歴よりも太陰太陽暦が自然界のリズムに合っていると思っているので算命学を知ったことでとても助けになっています。
陰陽五行論について否定的な考えもありますが、私は学べば学ぶほど奥が深いと思っています。

自然の環境が人体に深い影響を及ぼすというのは、中国古代哲学の根幹であり、人体もまた一つの小宇宙であると観て、宇宙と人体を一如となしているからです。

陰陽五行は現在の鍼灸や中医学(東洋医学)の考えの根本でもありますね。

話は大きくそれましたが、

というわけで、12月31日までに大掃除が済んでいない皆さんも
私も!まだ大丈夫なのですよ^^
立春までに断捨離して、きれいにして、カラダもきれいにして、新しい春を迎える準備をしましょう!

もっと言ってしまえば、初もうでも立春以降が本来の初もうでと私は思っています。

現在の三が日は一応現代のお祭りとして私も楽しみますが、
ほんとうの年明けの祈願は立春以降が理に適っていると思うのですが・・・
一年の計は元旦にありといいますが、この元旦、どちらと考えますか?

あ、そうそう今(丑月)は水の気(冬)の最後の土用の期間ですね。
季節の転換点であるわけですから、私たち人も、転換点です。

手放すべきものを手放し、身軽になって(笑)、まるで
冬の暑いコートを手放して、軽やかな春の装いに変化するように、新しいスタートを切るべく準備をしましょう♪

この丑月の土用期間は2月3日まで続きますよ。

今日は関東はまた雪だとか、
どうぞ気を付けてくださいね。

ではみなさま、佳き週末をお過ごしくださいね~~

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です