前週の厳島神社~弥山~周防大島と巡った龍宮ツアーからまだ一週間しかたっていないのに、今度は和歌山。
その4泊5日の旅を終えて昨夜自宅に戻りました。
龍宮ツアーの直後、熊本での地震、余震がいまも収まらず、中央構造線上にある和歌山への旅は終わってみると心身を禊ぐ祈りの旅となりました。
当初この和歌山への旅のおもなる目的の一つは、神島という南方熊楠先生の愛した無人島(禁足地)に渡らせていただきごみを拾い島や海をきれいにすることを通じて海洋ごみの問題(ごみ調査)と地球環境を考えること、にありました。
神島に渡るためには自分たちでボートを漕いでいくことになるので、
そのためのシーカヤックの講習を受けるため前日の和歌山集合となりました。
私は今回の旅のキーウーマンであるSちゃんの家に泊まらせてもらうので、19日夕方に和歌山入り。
和歌山駅に迎えに来てくれた友人夫妻や今回の旅をご一緒する人達5人で美味しいベジのお店で夕食をとり、Sちゃんの家に向かう途中、和歌山城に。
ライトアップされた美しいお城と松に心躍ります。
和歌山の柔らかくておっとりした空気感がとても心地よく、身体の細胞がゆるゆるとゆるんでいきます。和歌山は、まだ着いたばかりなのにしょっぱなから私の心をふあ~っと包み込むようにして捉えるのです。
ぐいぐい引き込まれるのでもなく、そういう力技はまったく使わないのに、もうずっと前からここに住んでいたような感覚すら覚える。。。
こんな気持ちは初めてかもしれません。
翌朝水着の上に濡れてもいい上下のカッパをきていざ栖原の浜へ。
アイランドストリームの平田さんからパドルの使い方やカヤックの操作の仕方を教えていただきました。
今回は13人なので、2人乗りが6台と1人乗りが1台。
全員が初心者。
私はSちゃんの旦那様のMさんとペアを組むことに^^
テトラポットの内側で練習していた時は余裕な二人だったんですが・・・
夕方だんだん風が強くなってきました。
カヤックの醍醐味は海と一体になれるところだと言います。
低く座るので、生身で海の上にいるような感覚で波をそのまま体感できます。
海と一つになって溶けているような感覚を味わって、すごく癒されもしますが、波に持って行かれたり、岩にぶつかったり、乗り上げてしまったり、ごりごり擦ってしまうようなときや、波がさぶ~んとやってきて
カヤックの中に水がはいってきたりすると、とたんに海が怖くなったり・・・びびりました、わたくし、まじで。
だんだんビショビショになってくると寒くなってきて、寒くて震えるのか怖くて震えているのか・・・・まあ、どっちもでしょう。
うまく二人の息があってパドルをつかえているときはハッピーですが、なかなか思うように進まないこともあります。
そんなときは二人で呼吸を合わせる難しさも感じます。
それでも一緒に同じカヤックに乗っている運命共同体のような連帯感は
なんだか不思議な感覚を覚えるものですね。
自分に対する信頼も大切だけど、相手への信頼もすごく大切。
翌日は雨と風が5メートルになる予報で、今回は安全面から神島上陸は中止。
来月以降に延期になってしまうという残念な結果ではありましたが、
仲間たちと一緒に大海原に漕ぎ出すという冒険!!は
わたしを不思議な世界に連れて行ってくれました。
あ~、私はやっぱり海が怖いんだな~(笑)ってことを再認識すると同時に、海(水)と調和する、パートナーと調和する、信頼するってことも味わえた、とっても楽しい楽しい時間でした。
昨年の秋、セドナでマックス大師匠がずっと言っていた、
「水と闘うな、水と調和しなさい」って言葉がまた思い出された時間でした。
次回の神島清掃に参加できるかどうかはわからないけれど、
シーカヤックはまたやってみたいな~~
最後まで面倒をおかけした平田さんには大感謝。
途中で、昨夜一睡もしていない二人組が疲れてどうしても遅くなりがちのとき自分の腰にロープをつけて、一台を引っ張って漕いでくださったりもしました。
またカヤックがひっくり返ってしまったときにどういう風に立て直すかも実演、そして仲間の一人が実習。
夕日が沈むのをみながら美味しい珈琲をいただいて終了。
パートナーになったMさんが撮ってくれた、ハンモックで遊ぶ私。
こういう時の私は完全に子供です。(笑)
心が無邪気になれる瞬間というのはいくつになっても大切にしたいものです。
9人がSちゃんのお宅にお泊りしてにぎやかな夜。
翌21日の神島が中止になり、午前中は夜の続きのように
歌って踊って呑んでしゃべる時間。
でもね、そういう時間の中に宝物は隠れているんだよ。
グランドマザーである、地球の変化の時は私たち人間にとっても変化の時。
こういう場を提供してくれたSちゃんのお蔭なくして、魂の交流会はありえなかった。
大感謝。Sちゃんのママにもね。
きっと皆さんにもそれぞれに出逢いとご縁があり、自身がどうあるべきか、どうありたいのかを発見し、行動していく場や時間になっているはずです。
そういう場や時間やご縁を大切にしたいですね。
翌々日22日は満月。
丹生都比売神社~高野山へと。。
この続きはまた次回に。