今年の春から履き始めた黒田商店さんの下駄♡
ほんとうに履き心地が良くて、しかもおしゃれ(*^-^*)
春から半年。
この下駄以外には履きたくなくなってしまっています。
今月熊野古道をこの下駄で歩きまして、山の峠越えもしたので、
ずいぶんと仮のゴムソールがすり減って、桐の部分が露出してきたので、いよいよビブラムソールに替えていただくときかな~と
昨日日本橋三越さんに出店されている黒田さんのところへ。
しばらくお預けすることになるので、帰りにはく足袋型のシューズをもっていったのですが、どうにも私の足が下駄以外のモノを履くことを嫌がってしまい・・・・
うううう
思い切って新しくもう一足作っていただいて、新しいのを履いて帰ろうか。。。と思い、試し履きを・・・・
一子相伝の下駄。
実は私が購入したタイプの下駄は職人さんがご高齢になり、後を継ぐ方がいらっしゃらないため、今ある在庫限りで終わりとのこと。
店頭には別の型の下駄は色々あって、最新の下駄はさらに進化した型なので安定感が抜群!
大将が一押しなのもうなずける逸品なのですが、足(ココロ)が喜ぶのは今の型。
それはもうどうしようもなくて、安定感をとるか、ココロが浮き立つほうをとるか。。。。。
結局ココロがウキウキする方を選びました。
ソールの高い方は私のサイズはあとにもさきにも、残る在庫は2足だけ!!!!!!!
今買うしかないでしょ(笑)
最低でも10年は履くつもりですが、もうこの先出逢えないですもの。
「新しい台に革をはって台ができるまで1か月はかかるから、いまの下駄はお直しにださないでもまだまだ大丈夫だから、今日はこのまま履いて帰って、新しい台ができたらそれと交換にお直しにだしましょう」ということになり、結局お直しに出さず下駄のまま帰ってきました(笑)
下駄・・・好きになりすぎてしまいました。
ほんとうは早くお直しにも出したかったので、即購入できるもの、と思い、色々と迷って、見本の下駄をさんざん履きまくっていたのですが、
その時に奥様のめぐみさんが、私が購入したい、と思っている型の下駄を履いていらっしゃって、
「わたしの足型になってしまっているけれど、良かったら履いてみますか?」と言ってくださり大切な「足」をお借りして履いてみたら、
あ~~!!めぐみさんの足!!を感じました。
あきらかに私とは違う足がそこにありました。
自分だけのマイソール=自分の足になっていく下駄が黒田商店の下駄なんですが、履きこまれたその下駄はまさに、私とは違う足でした。
それはまさに「めぐみさんの下駄(足)」なのでした♡
す、て、き。
大切な足を貸してくださって、感謝です。
ビブラムソールになってからがほんとうの下駄とのお付き合い。
ソール替えはちょっと先になりましたが、
大切に残したい職人の技。
一生のおつきあいになりそうです。