ツァラトゥストラかく語りき

暑い夏の午後は涼しい部屋で、最近はニーチェの「ツァラトゥストラかく語りき」を読んでいます。

どうして読み始めたかというと、

ゾロアスターに少なからず興味があったからなんですけどね。

ゾロアスターのドイツ語読みがこの、ツァラトゥストラ。

ちょっとずつ、ちょっとずつ、読み進めていますが、一つ一つの文章をこの小さな頭で理解しようとすると、使っている言葉の解釈に溺れてしまいそうになるので、な~~んとなく、ふ~ん、、、といった感じで
読んでいます。

最初は言葉の難解さと字の小ささにきっとすぐに放り出してしまうだろうと思っていたのですが、これがどういうわけか、言葉のリズム?のせいなのか、心の奥に響いてくるものがあって、案外とまた手に取りたくなるのが、ちょっと不思議で

いったいニーチェさんてどんな宿命?と興味が出て算命学でみてみました。(笑)

ニーチェ、経歴

代々プロテスタントの牧師の家の長男として生まれる。
24歳でワーグナーと出逢い、傾倒。
大学教授の職を得るも、35歳でそのワーグナーと絶交、以後その音楽を激しく非難。
翌年病が悪化して職を辞し、以後10年著作活動を続けるも精神錯乱のまま没する。

ニーチェが「生の哲学」と言われるゆえんや、
痛烈なヨーロッパ文明批判やキリスト教批判、最愛の友、ワーグナーとも絶交し孤独になったこと、最後は精神の病で亡くなったことが裏付けられるような、とても繊細な感性と激しい精神の葛藤と孤独性の持ち主でした。

家族の間でも社会や友人との間でも、理解は得られなかったであろう自身の生を自分でもどうすることもできなかったのではないか、と思われます。

そんなふうに見てみると、またこの難解な文章を頭で理解なんぞしなくてもいいんだな~、
わからないことをわからないままに本って面白く読めるんだな~などど
思いながら、
ニーチェとツァラトゥストラが私の中で重なりながら、読み進めています。

それでも、読みおわるまでには時間がかかりそうです。

ゆっくりと楽しみます^^

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