閼伽井の水~魂の闇夜を想う~

こんにちは、真琴です。

先日上がらせていただいたお山の閼伽井でお水をいただいてきました。

前日雪が降り、その日の朝も少し雪交じりのお天気で
坂道を滑らないで行けるか心配したのですが、
お坊様たちが早朝から雪かきをしてくださったようで
滑りやすそうなところには砂利までまいてあり、
歩きやすいようにしてくださっていました。

ありがたいことですね。

行きはよいよいすべて下り、
帰りは息を切らせて登リ続き。

閼伽井はちょうどあとすこしでお堂につくな~というところにあります。

早朝は、美しい日の出にも出逢えます。

時々湧き水をいただいてくるのは墨をするため。

お水をいただいた場所に思いを寄せながら、静かに墨をする時間は
すごく静かな泉とともにあるような、大切な時間です。

歩く瞑想や食べる瞑想があるように、
墨をする瞑想のよう

墨の香りも心を落ち着かせてくれるのでしょうね。

気がつけば、とても長い時間を過ごすこともあれば、
ほんの10分ほどで書いて終わってしまうこともあります。

心のままに、
なんの制約もない、
時間であって、時間でないような不思議な「じかん」なのです。

終わってからいただく一服のお茶のじかんも
とても幸せな時間です。

このところ心が極から極へと、行ったり来たりで
これまでの人生で一番揺れていたこともあり、
墨を擦っても擦っても、いっこうに静まらない心を抱きしめながら
観じておりましたら
時間というものはありがたいもので
乾かないのではないかと思っていた涙も乾くのですね^^

かつての神秘家たちが「魂の闇夜」と表現したプロセスを
まるごと相手にするかどうかは自分次第。
そう、それは必須ではないから。

・。・。・。・。・。・。。

さてさて、
みなさんはどのような時間を過ごすのが好きですか?

 

 

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