幼いころから
「私はなぜ生まれてきたのだろう?」
「どうしてこのお父さん、お母さんのもとに生まれてきたのだろう?」
「なぜ別の家ではなく、この!家に生まれてきたのだろう?」
といったようなことを想像したり、自分で物語を創ったりするのが好きな・・今思えばちょっと変わった子供でした。
私の実家はある地方で代々続いた商家でした。
父は自分の父親(私にとっては祖父)と折り合いが悪く、家業を継ぎたくないと、実家を出てサラリーマンをしていたそうです。
ところが母と結婚し、初孫として私が生まれると、長男であり、
唯一の男子である父は生家に戻り家業を継がなければならなくなったのです。
しかし、折り合いの悪い祖父とは喧嘩が絶えず、
私は物心ついたころから二人が喧嘩をするたびに、
「どうしてお父さんとお爺ちゃんはよその親子のように仲良くできないのだろう?」
と、とても悲しい気持ちでいっぱいになっていました。
子供の私にとって、大きな男の人ふたりの喧嘩はとても怖いもので
喧嘩が始まるとそれ以上火の粉が飛んでこないように息をひそめて静かにしていました。
まるで父が祖父を憎んでいるかのように思えて辛く、中学生になるころにはこの状況をなんとかしたい、と思うようにさえなりました。
そうして、私は親子なのにふたりが仲良くできないわけを知りたいと思い、その疑問に答えてくれそうな本を片端から読みました。
ありとあらゆる「占い」と言われるものに興味を持ったのも、
心理学を学びたいと思ったのもそこに大きな原因がありました。
けれど、本屋さんでも、図書館でも、学校でも、社会に出てからも、
私が知りたいことに答えてくれるものは見つかりませんでした。
卒業し、社会人として仕事の現場で鍛えられ、結婚をして実家をでるころにはそれらの疑問は頭の片隅に追いやられていました。
結婚して子供が生まれ、夫の仕事で海外での暮らしを4年間体験しました。
考え方も価値観もまったく違う国での初めての生活。さまざまな国の人たちと関わりを持った暮らしの中でそれまでの私が持っていた考えや、あたりまえだと思ってきた価値観を根底から破壊しなくてはならないようなことにぶつかりました。
さらには頭ではわかっていると思っていたし、そう子供にも話していた「人はみな違ってあたりまえだ」という考え方を、実のところ本当の意味では何もわかってはいなかったと思い知らされたりしたのです。
自分の小ささや傲慢さを痛感して恥ずかしくなりました。
私が大きく変わるきっかけになった体験でした。
違う国で暮らすということはそれまでの自分をある意味破壊することにもなりますが、それが楽しいと感じさせてくれた貴重な体験でした。
そして帰国した私は『算命学』に出会いました。
父は親と縁が薄い宿命だと知ったのです。
親子であるのに、縁が薄い親子がいるのだということはある意味衝撃的でした。
縁が薄いということは、縁を薄めることが自然なのです。
そこに良し悪しはありません。
縁が薄い親子が一緒にいれば(縁を強めれば)折り合いが悪くて当然なのです。
けれど、そういうことを知らなければ、子供だって苦しむでしょう。
世間一般の常識では仲の良い親子が良い親子なのですから。
親を愛し、親を尊敬できる子供が良い子供なのですから。
でも縁の薄い親との関係性を宿命づけられている子供にとって
親は一緒にいれば、うまく行かない相手なのです。
愛そうと思っても、優しい言葉をかけたいと思ってもうまく行かなくて
当たり前なのです。
そしてそういう子供は親のあとを継ぐということに向いていません。
父が家業を継ぎたくないと思ったのは自然なことだったのです!
親とうまく折り合えないのも自然なことだったのです!
ああ、父はきっと苦しかったんだな~と思えました。
親とは縁が薄いこと、家業を継いでもうまくいかないこと、
もしそのことを父が知っていて、それでも家業を継ぐことは避けられなかったとしたら、覚悟をもって臨めたでしょう。
知ってその道を選択するのと、知らないでいるのとでは本人の心のありようが全く違ってきます。
知って選んだのであれば、たとえうまく行かないことがあっても、環境のせいにしたり、親を恨んだりせず、自ら乗り越えるべく努力もできたでしょう。
また家業を継ぐことは避けられなかったとしても、住まいだけは別にするなどの工夫もできたことでしょう。
すべての疑問が解けてほんとうに腑に落ちた瞬間でした。
算命学ってすごい!!
もっと知りたい、もっと奥が知りたいと強烈に思いました。
朝から夜まで一日中、好きになれない親と顔をつきあわせ、仕事を一緒にしなければいけない環境にあるひとたちはきっと世の中に少なからずいると思います。
また家系に縁が薄く、生まれ育った家系とはそぐわない、家系からでていくことを宿命づけられている人たちもいます。
そういう人たちが自分の宿命を知って、親とうまく行かないことが自分のせいじゃないこと、家系からはみだしていくこと、親の職業を継がないことがだめじゃないことにOKをだせたら、どんなにか楽になることでしょう!
知らないということは,苦しまなくていいことで苦しみ、回り道をしなくていいことで回り道をし、傷つけなくてもいい人を傷つけ、どれだけ掘っても宝のない場所を延々と掘り続けるようなものです。
自分がどんな乗り物かを知らずして運転の仕方がわかるでしょうか?
親が自分自身のことを知って、さらには子供のことを知れば、育て方の基本を知ることになり、自分とは全く違うわが子を自分の思い通りに育てようなどというような傲慢な気持ちは生まれてこないでしょう。
子供の資質を活かした子育てができます。
こういうことを知らないでソンをしている人がたくさんいるのではないか、だとしたら 誰もが自分というものを客観的に知ることは必要なのではないかと思いました。
自分というものを知ると、他者に対して優しくなれます。
本来の自分をその星のありようのままで完璧なのだと受け入れることができれば、他の人に対してもそのような視点で見ることができます。
他者に対して寛大になれますね。
親やパートナーや子供との関係性のなかで自分のこれまでの道を振り返り、過去を受け入れること、本当の自分を知ることはある意味勇気がいることでもありました。
自分の本質を知ったとき、
最初は、どうしてこんな星を持って生まれてきたのだろう?
あんな星があったらよかったのに、と他者と比較して思うこともありましたが、
ああ、だからそう感じていたのだ・・私のこころの起こりはこの星にあったのだ、と納得することができたのも事実です。
持って生まれてきた星たち(宿命)に良し悪しはありません。
誰もが自分にとって最上の星を与えられて私達は生まれてきたのです。
その後、自己探求の旅を続けてきたなかで物事の本質や真実に触れれば触れるほど、また人というもののすばらしさに出会うたびにさらに算命学の奥深さを知ることになりました。
算命学を愛するものとして、ひとりでもたくさんの人たちに本当の自分を知ってもらいたいのです。
自分を知らなければどうやって生きていけば自分も周りも幸せになるのか、それを探すことができません。子供のこともパートナーのこともほんとうのその人を知らなければ大切なことを見逃してしまうかもしれないのです。
自分の本質を知り、それを最大限に活かし、輝かせるために。
今ある問題を乗り越えるために。
あなただけでなく、あなたのまわりのひとたちにも幸せになってもらうために。
一緒にその方法を探したいと思っています。
あなたが幸せになり、毎日を活き活きと楽しく過ごしたらまわりにいる人たちも幸せになります。
家族も、お客様も、会社も。
親が癒されれば子供も癒されます。
あなたがハッピーに仕事ができれば、あなたのお客様もハッピーになります。
私ができることを心をこめて提供させていただきます。
愛賀真琴
神奈川県藤沢市在住
家族は夫と息子
結婚後湘南で暮らして20年以上。
夫の転勤で栃木県の日光に約2年、タイ国バンコクで
約4年の暮らしを経て現在にいたります。
◆算命学歳位(朱学院)
◆フラワーエッセンスプラクティショナー(パシフィックエッセンス)
◆チベット体操インストラクターを経てチベットヨーガをツールとした 独自のクラスを展開
◆『ライトボディの覚醒化』ティーチャーコース終了
◆コンテンポラリー風水認定コンサルタント
◆ソフィアヒーリングスクール マスターコース卒業
◆現代レイキマスター
1995年より東洋思想の根幹である陰陽五行を本格的に学び始める。
算命学・四柱推命・九星気学の個人指導を受けた後、朱学院にて算命学を学ぶ。2008年算命学歳位取得
2006年よりビル・エディソン&アナ原田両氏(キャッスル・イン・ザ・スカイ)に師事し、 「ライトボディの覚醒化」「ライトボディコンシャスネス」 「ルミナスボディ」「インナーチャイルド」「魂の愛」「二極を超えて生きる」「ドラゴンティーチング」などの技能を学び、各種ワークショップに参加して瞑想を続けている。
『ライトボディの覚醒化』ティーチャーコース終了
2009年にはインド哲学「ヴェーダンタ」キャンプに参加。
2014年南インドにてダライ・ラマ法王のティーチングに参加。
2014年にクンルン・ネイゴンと出逢い、マックス・クリスチャンセン師、kan.師よりその奥深い世界を学び、実践中。
現在は算命学鑑定・算命学講座を柱にコンテンポラリー風水、五行のフラワーエッセンス、錬金術ワークを融合したオリジナルセッションやワークを提供している。
またチベットヨーガを通して心と身体の両面から本来の自分らしい輝きを持って生きること、自分自身の豊かな成長を目指す人々をサポートしている。
文化センター等において自分を知り開運の道を開く算命学講座で講師を務める。