月別アーカイブ: 2019年8月

ツァラトゥストラかく語りき

暑い夏の午後は涼しい部屋で、最近はニーチェの「ツァラトゥストラかく語りき」を読んでいます。

どうして読み始めたかというと、

ゾロアスターに少なからず興味があったからなんですけどね。

ゾロアスターのドイツ語読みがこの、ツァラトゥストラ。

ちょっとずつ、ちょっとずつ、読み進めていますが、一つ一つの文章をこの小さな頭で理解しようとすると、使っている言葉の解釈に溺れてしまいそうになるので、な~~んとなく、ふ~ん、、、といった感じで
読んでいます。

最初は言葉の難解さと字の小ささにきっとすぐに放り出してしまうだろうと思っていたのですが、これがどういうわけか、言葉のリズム?のせいなのか、心の奥に響いてくるものがあって、案外とまた手に取りたくなるのが、ちょっと不思議で

いったいニーチェさんてどんな宿命?と興味が出て算命学でみてみました。(笑)

ニーチェ、経歴

代々プロテスタントの牧師の家の長男として生まれる。
24歳でワーグナーと出逢い、傾倒。
大学教授の職を得るも、35歳でそのワーグナーと絶交、以後その音楽を激しく非難。
翌年病が悪化して職を辞し、以後10年著作活動を続けるも精神錯乱のまま没する。

ニーチェが「生の哲学」と言われるゆえんや、
痛烈なヨーロッパ文明批判やキリスト教批判、最愛の友、ワーグナーとも絶交し孤独になったこと、最後は精神の病で亡くなったことが裏付けられるような、とても繊細な感性と激しい精神の葛藤と孤独性の持ち主でした。

家族の間でも社会や友人との間でも、理解は得られなかったであろう自身の生を自分でもどうすることもできなかったのではないか、と思われます。

そんなふうに見てみると、またこの難解な文章を頭で理解なんぞしなくてもいいんだな~、
わからないことをわからないままに本って面白く読めるんだな~などど
思いながら、
ニーチェとツァラトゥストラが私の中で重なりながら、読み進めています。

それでも、読みおわるまでには時間がかかりそうです。

ゆっくりと楽しみます^^

壬申月(8月8日(立秋)~9月7日)の算命学予報です

本日(15日)朝、Hさんという読者?の方からメールが届きました。
そこには、
「今月の新しい算命学予報が見れないんですが、私だけでしょうか?
いつも楽しみにしています。」

とありました。

が~~~ん。

今月はいろいろと諸事情がありまして、予報の準備が遅れてしまっていたのです。
するとわたしの頭の中でささやく声が・・・
メルマガを配信しているわけでもないし、勝手に書いてるものだし、今月はお休みしても別段困る人もいないしね。。と8割くらいはお休みモードだったんです。

それはあきませんわな。

楽しみにしていてくださって、予報が見られないとわざわざメールでお問合せをくださった奇特な読者の方がいるんだ!!ってことに対して

書かないわけにはいきません。

Hさん!、見られないわけじゃなく、まだアップしていなかったんです。
お問合せをありがとうございました。
ほんとうにほんとうにうれしかったです。

前置きが大変長い、8月の算命学予報です。

十干    壬   陽の水性  海・湖(おおきな水)
十二支   申   陽の金性  刀・大きな岩・鉄鉱石

 

立秋からはじまるこの月は自然界では夏から秋へのシフトの時期です。

変化の波。

この変化の波は大きくて次元を超えていくようなものになるでしょう。

人によってはこれまでの環境や人間関係の変化、
さらには自分の中の古い思考パターン、思い込みが幻想であったことに気づいてそれらを手放す、超えていく月となるでしょう。

海は本来自由な存在です。
どんなところにも世界を超えて流れていきます。

同時に

大海を意味する「壬には「任」の意味もあります。

自由には責任も伴っているのですね。
自分中心(自我心)からではなく、海のように広い心(志)をもって
事に当たれるかどうか、今自分が担っている物事を人を、責任をもって引き受けることができているかどうかということが鍵となるでしょう。

これを書いているのはちょうどお盆になるのですが、

これまで脈々と、連綿と命をつないできてくださったご先祖さまたちあればこそ!の今、ここにある私たちのいのち。
その今に対しての、感謝の気持ちと、自身の人生にたいする責任が合わさった時に、シフトの波を超えていくことができるのではないでしょうか。

海は、世界を繫いでいくことができる存在でもあります。

今月は変化の波にただ翻弄されて終わるのか、あなたが創りたい新しい海(未来)へと乗り出していけるのかの分岐点になるでしょう。

自分を信じることは大切なことですが、常に生かされている存在であることも忘れずにいてくださいね。

人も、大地もすべてを飲み込むように荒れ狂った海も、内側にとてつもないパワーを秘めながら静かに凪いでいつもと変わらぬ包み込むようなやさしい海も、そのどちらもわたしたちの象徴です。

今月のおおきな水(海)はわたしたちの感情がどれだけ揺さぶられて波立つことがあっても、変わらぬ水(海)がそこにあるようにわたしたちの奥底にある変わらぬものの存在をも示してくれています。

あなたにとってその、変わらぬ何かとは何ですか?

その変わらぬ何かを常に抱きながら、大海が世界と世界を繫ぐように
他者との関わりの中で新しいものを発見し、水がどんな硬い岩のなかにもやがては沁みとおっていくように、あなたの志す世界(未来)はきっとやがて形になっていくことでしょう。

そんな新しい未来を見つけることができる月です。

どうか、ただ変化の波に翻弄されて終わらぬように、

超えていってくださいね!!

いつもみなさんを応援しています♡

大きな水の月である今月は水難事故や海難事故、台風、洪水などに
特に注意が必要です。

海・川のレジャーはどうぞ気を付けて楽しんでくださいね。