月別アーカイブ: 2022年8月

ゲルハルト・リヒター展にて

ゲルハルト·リヒター展にいってきました。

今回の大規模個展の軸は、やはり、
ホロコーストを主題とした「ビルケナウ」

その場に足を踏み入れたとたんに圧倒的な空気感に包まれる。
ものすごい存在感で迫ってくる。

だけど、ビルケナウだけじゃないの。

どの作品もめちゃくちゃ存在感を放つアブストラクトペインティングやひきこまれていくカラーチャートシリーズ。

 

ガラスや鏡によってまた違う表情が見える。

「無を示すのに灰色は最適」とはリヒター自身の言葉

キャンバスを灰色の絵具で塗り込めたグレイペインティングシリーズは、ローラーを使ったものや筆を使ったものとさまざまに面白い。

ただじ〜っと、灰色のキャンバスをみつづけていると、不思議な感覚になっていく。

どの空間にある作品も、作品やその空間からうまれる外部感覚と内部感覚をじっくりと観察できて、めちゃくちゃ興味深かったし、なんとも瞑想的で良い時間だった。

ロバート・ストアがリヒターについて
「20世紀後半の偉大な作家のひとりであるとともに、21世紀の最前線の探求者」だと語っているそうですが、
まさに探求者であり、チャレンジャーだと思う。

リヒターの作品を生で見たのはこれが初めて。

リヒターについて知っていたのは、

10年ほど前にエリック・クラプトンが所有していたリヒターの抽象画が約27億で落札されて、当時生きている画家としては史上最高額だということ。

なんというかね、う〜ん高額の値がつく画家、、、という、はなはだ勝手な穿った印象を持っていたわけだけど、(笑)改めて、何事に対しても、人に対しても、まずは自分をゼロにすることの大切さを感じました。

まあ、そんなのもふきとばされる勢いですごかったし、素晴らしかったです。

東京国立近代美術館にて
10月2日まで

おすすめです

内なる宇宙にであう

この宇宙の中に子どもたちがいる。

これは誰でも知っている。

しかし、ひとりひとりの子どものなかに宇宙があることを、
誰もが知っているだろうか。

それは無限の広がりと深さをもって存在している。

私はふと、

大人になるということは、

子どもたちのもつこのような素晴らしい宇宙の存在を、

少しずつ忘れ去ってゆく過程なのかとさえ思う。

それではあまりにもつまらないのではなかろうか。

 

これは河合隼雄さんのことばである。

この、河合さんの言う「子ども」とは

幼いものたちのことではなく、
わたしたちすべての人のなかにいる、老いることのない存在の呼び名でもあるのだ

と語る方がいる。

私は誰か?

そんな探求のなかで、

真に「わたし」になる。とはどういうことなのだろう? と考えている。

それは「子ども」でもありながら、

同時に

「おとな」であることなのかもしれない。

そして、

何かを知ろうとすることなのではなく、

思い出す、思い起こす、ということでもあるのかもしれない。

8月になりました。
7日には立秋を迎え、夏の土用も終わります。
すでに今日あたり、空気感も変わってきたように思います。

戊申月の8月のスタート(7日)に向けて今週は切り替わりの時

古い物(ルールや決まり事、大きな壁だと思っていた物など)が壊れて
新たな可能性がうまれる。
また元々あったものだけれど、見過ごしていた物や
後回しにしていたものと向き合うことになったり、ご縁が戻ったり、ということも
ありそうです。

身の回りの整理整頓をしていただくのもよし。
身体のケアもよし。
環境や住まいの見直しもよし。

です。

風水も活用して、すっきりと8月をお迎えください!!

みなさまにとって佳き8月となりますように☆