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義母との別れ

先週の7月3日
二世帯だったとはいえ、同じ家で30年近く一緒に暮らしていた夫の母が旅立った。
93歳
女性の平均寿命をはるかに超えてはいるが、それでもやっぱりもっと長生きしてほしかった。
とてもとても元気でしっかりものの母。
30年の間にはいろいろなことがあり、ぶつかることもあった。
一緒にくらしていなければどれほど自由か、と思ったこともあったけれど、
昨年実家の母をなくしているので、
ああ、私には、「お母さん」と呼べる人はこの世にはいなくなってしまったんだなあ、と
思うとほんとうに寂しい。。。
長い年月をかけて、私たちは家族になっていたんだと、改めて感じる。
4月頃急に食欲がなくなり、なにをするのもおっくうそうで、一日中寝ていることが
多くなってきて、どんどん痩せていった母。
5月末、病院が嫌いで家に居たいという母を栄養上の問題もあって入院をしてもらった。
脱水症状はすぐに回復し、少し食欲もでてきて、周囲は安心したのだけれど、
母は病院にいるのがとても嫌だったらしく、
毎日帰りたい、いつ帰れるかと、ベッドから勝手におりてしまうことが多くなって
転倒。
背骨を圧迫骨折して、歩くことができなくなり、退院が遠のいてしまった。
そのころから気力が衰えて、いちだんと食欲がなくなり、
誤飲をしたり、出血したりと、病院から緊急で呼ばれることが何度かあり
輸血をしたが、持たなかった。
大きな病気を一度もしたことがなく、病気や病院とは無縁の人だった。
元気で100歳まで生きると周囲のだれもが思っていたし、本人もそう思っていたと思う。
孫(私の息子)が小学生の時に描いた似顔絵を大事にもっていて、
「残しておくもの」とかかれた箱の中に大事にしまってあった。
毎日つけていた日記にも孫のことがたくさん書かれていて、
義母の思いを今更ながらに知る。
ほんとうにありがたく、また感謝でいっぱい。
息子も「おばあちゃんにはほんとうにお世話になったから」と東京から病院にも何度か来て
励ましてくれた。
今度は私がもっとしっかりしなくっちゃね。と思うが、、、、
今はただただ寂しい。