恩返し

先日京都での勉強会を終えて、
一路、福井に向かいました。

とってもとっても 逢いたかったおかた♡

倶利伽羅不動さま(ご本尊)に逢いに行ってきました。

福井で途中下車泊して、翌朝はサンダーバードには乗らず、
のんびりと北陸を味わいながら在来線で金沢へ。

鉄ちゃんの夫くんの影響でしょうか。
目的地に速く到着するのもいいけど、時にはそうじゃない、
のんびりとした列車の旅もよいものですね^^

秘仏であるご本尊さまが5年ぶりにご開帳のこの秋
19日の日曜までだったので、ぎりぎりでした。(次は3年後です)

お山の上に本堂があり、結構へんぴなところです。

津幡駅のタクシーの運転手さんが、
一人で倶利伽羅不動に行くという女性はこれまで一人しか乗せたことがないくらい珍しいと。

初めて行く、というと20分くらいの道中、いろんな事を説明したり、
教えてくださったりしてお話がはずみました。

雨がふっていたこともあって、とても親切に、

傘はもっているのか?とか
お寺にはないパンフレットがあるから持って行きなさい、とか言ってくださり、

メーターが上がりそうになる前に料金ボタンをとめてくださって、
30分くらいで戻るならサービスで待っていてあげるよとまでおっしゃってくださったけれど、30分でお参りできるとは思えなかったので、またお電話させてもらうといって車からおりると、わざわざ運転手さんもおりてくださって、

気をつけていくのだよ、
階段が雨で濡れているから転ばないように、と、
涙ぐみながらおっしゃって・・・。

父にまた逢えたような気持ちがして(父よりずっとお若いですが)
なんども、なんども

ありがとうございます

と繰り返しながら、背中をむけたとたん、
わたしも思わず泣きそうになってしまいました。

お寺は
ちょうど私が行ったときは、人が誰もいなかったこともあり、
お寺のかたが丁寧に説明してくださいました。
そして
30分以上もの長い間、倶利伽羅不動さまとふたりきり。
間近で対面させていただけて佳き時間を過ごしました

帰ろうとして、本堂下でタクシーを呼ぼうかな、と思っていると、呼び止められ、山頂の本堂とはかなり離れたところにある倶利伽羅不動寺の鳳凰殿にいって、食事をして帰るところだという地元の方たちでした。

父が現れたのか、と(もっともっとお若いけれど)思えるようなお方とお隣さんだという女性。
思いがけずご一緒させていただくことになり、
鳳凰殿も拝観することができて、
道の駅でお食事をして、地元の美味しい物をおしえてもらって
お買い物までできて、駅まで送ってくださったのでした。

お不動様が素晴らしかった

のはもう、もう、
言うまでもありませんが、

ひとさまの情(こころ)がほんとうに身にしみてありがたく思った旅でした。

富山行きのローカル線から見えた美しい虹

わたしも、次に、どなたかに、この情(こころ)をお渡ししていきたい

と思いました。

写真は一枚もとらなかったので、倶利伽羅不動寺さまが撮られたお写真を載せておきます。
もちろんご本尊さまのお写真はありません。秘仏ですからね。

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