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背中で語る仏像~快慶展@東博~

皆さんこんにちは!

風水Lifeアドバイザ-の愛賀真琴です。

今日を外すと会期中に見ることができないので、行ってまいりましたよ、

快慶・定慶のみほとけ@東博

上野公園は色づいた銀杏の木が青い空に映えてきれいでした^^

 

昨年の運慶展は激込みだったのですが、比較的空いていてゆっくりみることができました。

みどころは、

①快慶晩年の名品、「十大弟子立像」十体揃い踏みで寺外初公開!!

しかも、お寺(京都大法恩寺)では別々に安置されている、
秘仏でご本尊の「釈迦如来坐像」とお釈迦様の十人の弟子たちの立像
を同じ空間で展示されるのは初の試み!

②運慶の弟子、定慶作の六観音を一堂公開
重要文化財に指定された唯一の!!六観音だそう

そして六観音菩薩像の光背(仏像の後ろにあるもの)が外されてい
るので、仏様の背中を間近でみられる!!というご縁をいただけま
した!

光背と仏像を別々に鑑賞できるなんて機会はまずないことなので
観音さまたちを360度、どの方向からも、しかも間近で見ることができる幸せに浸りました。

こちらは聖観音像

   

背中はなんて多弁なんでしょう!!!

是非是非会場に足を運んでね。
360度あっちからもこっちからもそのお姿を見ることが叶いますよ!

わたしは個人的には10人の僧侶の像に見入りました☆

ひとりひとりの背中が物語るものに圧倒されました。

神通第一と呼ばれる目健連(もくけんれん)の眼や血管の浮き出る腕やあばら骨、

眼は見えないけれど心の眼で見通すという天眼第一の阿那律の澄み切った佇まいや優しいお顔、肩の曲線がとても美しい!!!

多聞第一の阿難陀はとても美男だっだそうで、ほんとうに美しいお顔と
肩の落ち方に見とれてしまいました。
この方が肩が一番落ちていました。こんな肩になりたい。。。

個性溢れる10人の弟子たちとお釈迦様

何とも言えない空間になっていました。

快慶の繊細な描写はまた運慶の力強さと違ってとても惹かれます。

耳の彫り方で快慶作なのか、弟子の行快作なのか見分けることができるなんて、また違った角度で仏像をみる楽しみができました。

こちらは写真撮影は禁止なので残念ながらお写真ありません。

パンフレットから

 

是非、なまで見てくださいね^^
12月9日まで

おすすめです。

無礙自在

こんにちは。

風水Lifeアドバイザーの愛賀真琴です。

5月の最終日の木曜日~金曜日と京都に行っておりました。

研修の合間に広隆寺の弥勒菩薩さまに愛に行ってきました。

数年ぶりにお逢いした弥勒菩薩さま

華奢な肩、静かな微笑み、

シンプルすぎるほどにシンプルであることが
美しいな~と思いました。

何も身に着けていないそのお姿の美しさは
身削いで身削いで身削いだ結果のように思えます。

余分なものは何一つなく、クリアな世界

圧倒的に美しかった。

私も、無駄なものを削ぎ落して、削ぎ落して、
純粋にただ子供のような無垢な心で何事があっても
ただ自在に楽しむ。

それだけ

そんなふうになりたいな。

無礙自在

京都から戻ったばかりですが、6日から北海道です。

10日までメールに返信できませんが、どうぞよろしくお願いします。

奇跡の瞬間

今日は今がっつり取り組んでいる嫁行に午後のお休みをいただいて

「仁和寺と御室派のみほとけ」~天平と真言密教の名宝~展最終日に
滑り込みで行ってきました^^

圧巻の内容だったのですが、その中でも特に心を惹きつけられた仏さまたちを紹介しますね♡

まず最初は

江戸時代の出開帳以来初めて東京に、それこそ命がけで来てくださった秘仏、千手観音菩薩像さま(大阪 葛井寺蔵)

大小合わせて1041本の、見事に表現された手。

通常はお厨子の中に鎮座されているのを拝観するので全体像を見ることが難しいということですが、今回は前から横から後ろから、ほんとうに目の前でみることができたこと、このためにどれほどの人たちがどれだけの労力を注いでくださったかと思うとほんとうにありがたいことですね。

その後ろ姿にはいつも師匠が私たちの背中の秘密について語ってくださっていることがそのままそこにありました。

後ろのお姿に思わず手を合わせたくなってしまうほどに神々しいお姿でした。
お逢いできてほんとうに良かった!!

そして、次はもう5年越し、どうしても一年に一回の御開帳に日程が合わず、逢えずに恋焦がれていた「神呪寺の如意輪観音菩薩坐像」がなんと、仏さまのほうから東京に来てくださるなんて!!

この機会に逢わずにいられましょうか!

なんとも程よくみぞおちのゆるんだ愛らしい独特の美しいお姿に
初対面した感動は言葉にならないものがありました。

空海が眞名井御前をモデルにしたとも伝えられる如意輪観音さま
ほっそりとした姿と腕の細さ、桜の木を彫ってあるからなのか、
桜の花の精霊のようにも思えました。

神呪寺 如意輪観音坐像

そして、心をわしづかみにされた四国遍路の難所の一つと言われる、標高900メートルあまりの山地にある雲辺寺の秘仏「千手観音菩薩像」

なかなか行けない場所にいらっしゃって、しかも秘仏で御開帳のサイクルも決まっていないとのこと。
遠い遠いあこがれの存在だった千手観音さままでもが東京まではるばる来てくださるなんて、なんという奇跡!!

毘沙門天像と不動明王像との秘仏三像が並ぶお姿に時を忘れて
立ち尽くしてしまいました。
言葉がありません。

至福(エクスタシー)という表情を表現するとしたらこのようなお顔ではないかなというような、満ち足りて悦びある柔和なお顔、それでいて無垢。
言葉にするとどれもこれも陳腐になってしまうのが何とも切ないのですが、是非是非みなさんにも一度はお逢いしていただきたいな~と思う仏さまです!
熱弁をふるっても残念ながら、この写真は実物とは比べようもなく、、
至福さが伝わらないな~~~

このような秘仏さまたちが一堂に会していらっしゃるせいか
くらくらしてきてしまってわたしはあのとき息をしていなかったんじゃないかと 思うほどでした。

あまりこれまで馴染みのなかった「馬頭観音菩薩像」さまも
とても洗練されたお姿で、見惚れます。

他にもたくさんの素晴らしい、美しい、凛々しい仏さまたちがたくさん!!

それも肌がふれあうほどに近くでじっくりと全方向から拝観できたことはほんとうに奇跡です。
所蔵されているお寺に行ってもこのようにはみることができないのですもの。

宮島のお寺、大聖院の不動明王さまも確かちいさな窓から覗き込んでお姿を拝したように思うのですが、ここではお身体に触れる(だめです!)ほどなんです!

主宰の方々の気合を感じますね!!

最終日に間に合って行けてほんとうに嬉しかった~~^^
夫君が頑張って良くなってくれたおかげだな~
ありがとう!!

ほんとうは夫君と一緒に観たかったけれど、いまはまだ難しいです。

それでも嫁行にお休みをもらえるほどに身体が回復してきたことが
ほんとうにほんとうにうれしい!!

生きていてくれるだけでうれしくて愛おしい。

毎日の瞬間瞬間がとても大切で、
思うようにならないことも、
今までのようにはいかないことも
全部がいまのいのちのすがたで、生きている瞬間。

どんな形であっても楽しめるんだってわかったから。
だから日々私たちは永遠の奇跡の瞬間と出逢い続けているんだ♡と思えるのです。

今日の仏さまたちと奥の奥の奥で、出逢えたこと、それも奇跡のような触れ合いでした。

そんなことを振り返り、今日という日を思っていたら
しばらくまえのことですが、祈ることが暮らしの中にあたりまえのように やってきたことに実はびっくりしたことを思い出しました。

祈ることはわたしにとってちょっとした特別な時間のものだったから、さあ、いまからお祈りしましょう、と思ってするものという感覚でした。

でもそうではなくて歯磨きをするように日常のなかにやってきて、
気づいたら「これは祈り。。だよね?」的な?(笑)

祈りはこういう人がするもの、みたいな私の中の定義さえも崩れた瞬間でもありました。

3月11日は誰にとっても祈るということが身近になった日ですね。

そして12日は私の母の月命日です。

お母さんが幸せでありますように☆

仏さまたちがみなさんこれからも幸せでありますように☆

そしてご縁をいただいて出逢うことができたみなさんが幸せでありますように☆

明日も頑張ろうっと!

(写真はすべてお借りしています)

御嶽山・大岳山へ その2

さて翌日、朝6時半に大岳山に向かいました。

思ったほど冷え込みはなくて安心。

奥の院への道は木の根の多い道ですが、こちらは岩の道。

登りは2時間半ほどかかりました。もちろんボウルも一緒です。

 

こんな岩の道が続きます。

笹目仙人の修行場のあった場所でひとやすみすると、頂上まではもうすぐです。

 

頂上に着くと、美しい富士山が待っていてくれました!!

やっほー!

山の中の森たちがきらきらしていて、それはそれは歓迎してくれているように感じました。

頂上で朝ご飯です。
名物御嶽汁も^^

またまたボウルくんを鳴らして中国茶タイム

帰り道では蛇君にも遭遇!

頂上で2時間近くゆったりとしていたので、
下山するとお昼に。

御嶽神社に2日間のリトリートのご挨拶に行き、
奥の院の遥拝所から山の頂上に向かい、ボウルを鳴らしてみると、
奥の院のあの木とボウルが共振しているかのように素敵な音を聴かせてくれました。

不思議な感覚になりました。

時空を超えて奥の院の木とボウルが遊んでいるかのようでした。

御嶽山&大岳山のリトリート、
次回は希望者を募って、中国茶と瞑想とシェアリングなど楽しみながらのリトリートを計画したいな~と思っています。

 

御嶽山・大岳山へ その1

10月4日、十五夜の日に1泊の予定で御嶽山に行ってきました。

どうしても十五夜の夜をこのKan.ボウル(クリスタルボウル)とともに
山で過ごしたくて、連れて行ってしまいました。

最初は手持ちでいけるかな~と思ったのです。

これまでも鞍馬山とか、古峰山にも連れて行ってはいたので。

御嶽神社までは問題がなかったのですが、奥の院は木の根や砂利道で
一度滑ってしりもちをついたので、手持ちではクリスタルボウルが割れてしまっては大変なので、背中のリュックに結わえてみました。

こんな感じ

 
ところが、これだと両手はあくのですが、背中の大きなボウル(9インチ)を入れたバッグがゆさゆさ右に左に揺れて安定せず、かなり悪戦苦闘しながら奥の院に辿り着きました。
鎖場は両手が使えて手持ちよりは全然良かったんですけどね!!

一年ぶりの奥の院、

この木がとても好きなんです。

お湯を沸かし、持って行った中国茶をいただき、ボウルを鳴らしたり、
語り合ったり、頂上の景色を楽しみ、しばしくつろぎました。

Kan.ボウルさん、このお山に連れてきたことで
よろこんでもらえたようで、帰りの道は
良い具合に改良できて、わたしのカラダに吸い付くように
一体となってくれました。

持っていたひもが役立ち、リュックにフックでしっかりと
固定することができたのでごろんごろんすることもなく
スムーズに足を運べました。

 
ね、いい感じでしょう?

ここは天狗岩

とっても寒かったので、滝での遊びはやめて天狗岩の上で
瞑想^^

当初の予定では寝袋で寝て、さらに山を身近に感じる計画だったのですが、この日からかなり冷え込みが厳しくて、雨もふりそうだったので
急遽宿坊に泊まることにしました。

温かくて美味しいお食事とお風呂があると元気がでますね!!

夜の冷え込みが厳しかったので、お部屋ではストーブをつけたほど。

寝袋は必要なくなってせっかく持って行ったのに、、、
残念ではありましたが、宿坊に泊まることにしてよかったです。

さて、翌日は大岳山に。