胸が熱くなります

昨年の今ごろのこの師走の時期にわたくしは南インドにおりました。

ダライラマ法王のティーチングを受けるのが目的だったんですが、特にチベット仏教に帰依しているわけではありません。
写真は去年のティーチングのときのもの。
①ティーチングが行われたお寺。
②お寺の中には入り切れず、外にもたくさんのお坊様たちであふれかえっています。でもどこでも学べるだけでうれしいのです。とっても楽しそうでしょ。
③④私たちが泊めていただいた宿舎のお部屋前で。
⑤庭の奥にあるテントでお坊様たちは寝泊まりしていました
⑥お坊様たちと一緒に

③ ⑥  ㊳ ㊲   ㊵

㊽

チベットヨーガ(当時はチベット体操と言っていましたが)のクラスをしているものとして、そのルーツはチベットのお坊様たちにあるとされているのだから、一度はちゃんとそのルーツのところに触れたいという思いもあったのです。

ザ・チョゼ・リンポチェさまに出逢うきっかけがあって、リンポチェさまのお寺(南インドとアリゾナにあります)のお坊様たちの、是非、自分たちの宿舎に泊まってください、という暖かいお声がけがあり実現したものでした。

私たちはお坊様たちの宿舎であるお部屋に泊めていただき、その間、お坊様たちは私たちに部屋を明け渡しているので、キッチンや庭のテントで過ごしてくださったのです。

心から私たちをもてなしたい、歓迎したいという心が伝わってきて、胸を熱くする毎日でした。

バンガロール空港からバスにゆられて8時間。
彼らが暮らす街にはほんとうの豊かさってこういうところにあるのだな~と思わせてくれるような、お互いを思いやる心に溢れていました。

去年法王様のティーチングに集まったチベット仏教(密教)のお坊様たちの数は20000人。
2万人のお坊様たちが一斉に唱えるマントラの響きは圧巻でした。
そしてその祈りの力の深さ、強さ、大きさにも感動しました。

朝から夕方まで講義をなさる法王さまのお姿は厳しいものでもありますが、
時折冗談を交えながら、学ぶ者の緊張をほぐしてくださる心遣い、
お茶目な明るさ、
そして真摯に学ぶたくさんのお坊様たちのきらきらした目がほんとうに印象に残りました。

内容は難しかったです(←小声のつもり)

法王さまはもちろんチベット語でお話されますので、世界中の信者の方々のために英語をはじめ、フランス語、ドイツ語、中国語、韓国語、、といった同時通訳の方々がいらっしゃるのですが、日本語通訳のマリア・リンチェンさん(日本人女性です)が、これまたとても素晴らしい方で、日本人がティーチングに来るということで、何時間もかけて北インドのダラムサラから来てくださっていました。
お陰で休憩時間にわからないところをお聞きしたりと、チベット仏教を学んでいるわけではない私たちにとってはほんとうにありがたい存在でした。
法王さま来日の折には必ずマリアさんが通訳されています。

また、講義の休憩の合間に小坊主さんたちが大きなやかんを手に、集まった4万人にのぼる人たちのひとりひとりに配ってくださったチャイやバター茶の味を忘れることができません。

そんな彼らは大変な思いをしてヒマラヤを超え、故郷のチベットをあとにしてインドで修行をしています。帰ることはできません

厳しい修行の中での楽しみの一つはフェイスブックでのやりとり^^
わずかな赦された時間に便りをくれるのがわたしにとっても彼らと交流できる楽しみ。

今年もダライラマ法王のティーチングがあり、彼らもバスを乗り継ぎ、何時間も歩き、学びに行っています。

そんな彼らからメッセージと写真が届きました。

ダライラマ法王2015 チベットのお坊さんたち2015②チベットのお坊さんたち2015⑤ チベットのお坊さんたち2015④

どの顔もうれしそうです。
法王様から直接学べるのですからね^^リンポチェさまを親のように慕い、師として仰ぎ、またみずからの成長のため、厳しい修行をしている彼らにたくさんの幸せと、一日も早く故郷に自由に行き来できる日が来ることを願ってやみません。

写真とともに、

ぼくの日本の友達に会えなくて寂しい。とありました。

胸がじ~~~んとします。

私もとっても逢いたいよ~~~と返事をしました。

立派なお坊様になってほしいですね。

 

 

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