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玉三郎さん特別舞踊公演に感動

MOA美術館創立40周年記念
熱海座 能楽堂で行われた
板東玉三郎さん特別舞踊公演の千秋楽を観にいってきました^^

芸術の秋
探求の秋
玉三郎さまの特別舞踊公演を初めて観させていただきました

もーもーもー(牛ではありません)
感動、感動、大感動!!! 

重要無形文化財である玉三郎さんの

立ち姿
歩く姿
座り方
廻り方
足の運び方
重心のかけ方

首と名のつくすべての箇所に

目が釘付けになりました!!

円熟した芸の、
ひとつひとつの動作に、
これまで積み重ねてこられた、ものすごい深みや重みを感じるのに

真逆のごとく、
削ぎ落として、削ぎ落として、削ぎ落としつくした軽さがありました。
無駄な力がはいってない、ってこういうことなんだなあ!!!!!
って、
理屈とかじゃなく、わたしにもわかるほどの、軽やかさなのです。

なんて、美しく
なんて、やわらかく
なんと見事なことよ

語彙がたりないせいで素晴らしさが伝えきれなくてもどかしいですが。。
最初の口上で、魂がわしづかみにされました。

舞台で聴く肉声はすごいです。
しかも舞台正面の席という、ありがたさでした。

一流の方というのは、ほんとうに謙虚で、
その謙虚さは
言葉のはしはしに滲み出てくるものなのだな~と実感しました。

興奮さめやらず、夜もなかなか寝付けない、ということを
まざまざと体験した一日でした。

すべての縁起に感謝です!

吉野 金峯山寺の青不動さま

京都から吉野へ

数年ぶりの吉野でした。

金峯山寺でこの時期御開帳になる、秘仏青不動さま(蔵王権現三体)を

間近で、しかも、


個室で!!拝観できました

人も少なかったのでゆっくりと
しかも2度も対面させていただけました。

青い権現さまとひとり対面しながら
ふと、
前日の京都でのワークのとき、

師匠の長い後ろ髪が青くて、まるで青龍のようにみえた姿が
重なりました、、、。

吉野葛や柿の葉すしを美味しくいただき

450段の階段を願いを込めて歩いた方たちの思いに触れ

役小角さまを心に抱き

雨上がりの美しい自然に洗われる。



ありがたい一日でした

感謝

御開帳は11月いっぱいです

曜変天目の素晴らしさ

静嘉堂創設130周年

琳派の名品

が新しくなった静嘉堂文庫美術館に一堂に。

素晴らしかった

以前、見逃してしまった

曜変天目茶碗

なめるように、
あたかも自分の手の中にあるかのごとく
じっくりと観てきました。

最初は窯変としていたのを曜変とした理由のひとつに
曜には輝くとか、星という意味があるからだそうです。

なんとも言えない青のいろ。
まるでこの中に宇宙があるみたいですものね!

12月18日まで、と会期は、まだまだあるけれど、
油滴天目茶碗と曜変天目茶碗のふたつを同時に観られるのは11月6日までの前期のみですので、曜変天目がお目当てであれば、前期がおすすめです。

歴史を変える場面に登場した、かの、大名物 唐物茄子茶入

思わず大河ドラマのシーンが蘇ってくるような気にさえなりまする。
う、うつくしい、、、、

刀剣は、身震いするくらいだし、
山水図はありありと情景が浮かぶよう。
蒔絵や刺繍も優美な世界に誘ってくれる。

くらくらしっぱなしの時間でした。
後期も見逃せない名品ばかりですよ。

必見

ミカド珈琲のモカソフト
都内は気温があがり、結構暑かったのでした。

心が洗われる時間

心が洗われる時はどんなときですか?

私にとって、そんな時間の一つは

詩集を読むとき

今日は好きな詩人のひとり 塔和子さんの詩を紹介しますね^^

どんな週末をお過ごしでしょうか?

どうぞ佳き時間で在りますように☆

 ・。・。・。・   表 情  ・。・。・。・。

      こなければよいと希う日も

      早く来よと待つ日も同じに

      その日は来る

      そこを通りこさなければなにも始まらない

      歩いている同じ線上にその日はあって

      つうっと通り過ぎるだけなのに

      そこはひとつの節ひとつの曲り角

      だから

      その日が来て泣いたり喜んだりした後

      はじめて角の向こうへ目を上げることを

      自分自身になっとくさせて

      歩きはじめるのだ

      ああ

      どんな神が作ったのか

      人は短い生のうちに何度表情をかえる

      微妙な高さなのだろう

      愚かさなのだろう

      あるとき

      悲痛な別れをして

      とぼとぼと帰る

      自分の足のつま先に

      全身の欠落を

      ぬたくるようにまとって歩く

      この愛けないもの

                                            (一九八二年八月「青松)

日本の至宝

会期終了間近の滑り込み

 

行ってきました。

特別展 日本美術をひも解く~皇室、美の玉手箱

やっぱりすっごく良かったです。

 

若冲の素晴らしさは

そこにあるすべての生き物たちに命が宿っていること。

隅々にまで、なにひとつとして、
ないがしろになっていない目線に心をうちぬかれます。若冲自身の祈りの心が見る者の胸をうつのですね。

10幅一度にみられるのはそうそうないから圧巻。

でもね、それだけじゃないの。

紫式部が石山寺で源氏物語の構想を練る様子が描かれた蒔絵の硯箱にその文台

写真撮れないし、ここに載せられないのが残念なんだけれど、

もうもう、その雅びな繊細さといったら!!

かなや和様の漢字の文字たちの美しさにも目を奪われたし、

花瓶や置物たちもその超絶技巧は目が釘付けになりますよ!!!

日本の彫金の技術の極みをみるようなもの 「太平楽置物」

え~~これが象牙??ってびっくりする、柿の置物

よ~~くみると七宝の花瓶などなど。

あまりにすごくて、どんどん顔を近づけてしまった(笑)

まさに何を見てもお宝だらけ

25日、日曜まで
関東はお天気荒れ模様みたいだけど、
逆に混雑しないかも!?

おすすめです。

やっぱり若冲グッズ、
また色々買ってしまった。(笑´∀`)
東京藝術大学美術館にて