ニューヨーク、マンハッタンの中心地にあるメトロポリタン美術館。
見る美術百科事典 とも称されていますね。
随分前、20年くらい前かなあ、にわたしも行きました。
その時も美術館のショップでエジプトのかばのレプリカを買ったんですよ。
そのころからすでにエジプト好きでしたねえ。
今回の日本初公開のコレクションは、「女性」をテーマに厳選されたもの。
古代エジプト史上最も重要な女性のファラオとして知られる、「女王ハトシェプスト」
と、ハトホル神をはじめとして、たくさんの女神たちも勢ぞろいしている。
わたしは、実際に2010年、2012年とエジプトを訪れていて、
ハトシェプスト女王の葬祭殿にも2度。
ご縁厚き女王に会いたくて会いたくて。。。
前回の旅では、葬祭殿にはいるなり、ある事件が起きて大泣きして、
涙が止まらなくなった。
いろんなことを思い出して、感慨深かった。
やっぱり、女王と対面すると、とても懐かしさがこみあげる。
ハトシェプスト女王のコーナーが終わると、次は女神たち。
ここでの私のお目当てはシストラム。
女神ハトホルへの奉納品だとされる、シストラムという楽器。
持ち手にはこんなふうに記されているのだそう。
「若い神、ふたつの国のあるじが女神ハトホルの美しい顔の前でシストラムをゆらす。
女神ハトホルはすべての神の女主人
女性たちの女主人
美しさで 天地を満たすものである」
シストラムの音色は、牛の姿のハトホルが
沼地から現れるときの、パピルスの繁みが揺れる音なのだそう。
シャンシャンシャン
音声ガイドでは音色も再現されているので、お勧め*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)’・*:.。. .。.:*・゜゚・*
写真の右のは、私物。
前回の旅で買ったおみやげ。 持ち手にはハトホル女神
3000年前の方がもっと精密。
今のエジプト人の作りはいい加減だなあ。
気になっている女性、ティーとキヤのコレクションもあり、
わたしにとってはお宝満載のコレクションでした!
古代 エジプトにおいて様々な場面で女性がいかに重要な役割を果たしていたか、を
垣間見ることができる。
ファラオ(王)が復活するためには女性の要素が必要なのである。
キリストが復活したように。。。ね。
美しいコレクションの数々に、3000年も前に生きた女性たちの美への追求心と
洗練された意識を感じさせてくれる。
秀逸
9月23日まで
上野東京都美術館にて
今回の図録は美しいのと、ハトさまとシストラム、ハトホル女神などなど
だいすきなものばかりなので、買ってしまった。
その他にも毎回コレクションしている、ファイルやメモ帳、クッキー缶やら絵葉書やら
大人買い(((o(*゚▽゚*)o)))