どうしてカラダが大切なのでしょう?① 痛みの理由

 

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私は現在、チベットヨーガをツールとして、「カラダの声を聴く」というクラスを開催しています(カラダの声を聴くは、カラダの奥の感覚を開くということですが、わかりやすく声を聴くといっております)が、以前はカラダに対してそれほど意識的だったわけではありませんでした。

はっきりとね、自覚、つまり意識を持ってそう思っていたわけではなかったけれど、どこかでカラダは私にとって頭の次の存在だったんですね。

その私がどうして、カラダに意識的に働きかけるようになったのか、

どうしてカラダの声を聴くってことをそれほど大切なことだとおもうようになったのか、

クラスではお話していることですが、ブログを読んでくださっているみなさんにもひょっとしたら思い当ることがあるかもしれないのでシェアしようと思います。

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10年ほど前のことでした。

肩こりとか首コリもあったのでね、
筋膜リリースというボディのセッションを受けたんですね。
痛いよ~っていう友人の話を聞いていたので、覚悟はしていったんです。

筋膜というのはは筋肉や骨、血管や神経、臓器などを包み込んでいる膜のことです。【第二の骨格】ともよばれるほど重要な役割を担っているもの。
ですが、筋膜は固くなりやすく、筋膜が固くなることによって
コリや痛みが生じるわけですね。
その筋膜の固さを和らげる方法が「筋膜はがし=筋膜リリース」というわけです。

そしてそのセッションは筋膜リリースだけでなく、
深層筋マッサージもすることで

カラダの奥深くに眠る隠されたコリに働きかける
というものだったのですね。

その筋膜リリースや深層筋マッサージ、
予想通りかなり痛いものでした。

痛みには結構強い方だと思っていたんですが、
なんと涙が出るくらい痛かったんです!

けれどね、受けている間に痛みからくる涙とは違う涙があふれ始めて
マッサージベッドの下の床に私の涙と鼻水の海ができたんです!!
大げさではなくてほんとうに!

自分でもびっくりしました。

その涙の正体は、

それまで私が無きものとして葬り去ってきた私の感情でした。

私のカラダから溶け出したコリに隠れていたのは、

遠い昔からため込んできた、
蓋をしてきた、
感じきってあげることができなかった、

その場その場の感情たちだったのです。

頭はね、おりこうさんなんですよね、
だからウソをつきます。自分自身に対して。

その場をうまくおさめようと本当の気持ちを言うことをやめたり、
泣けば、母が悲しむと思って我慢したり、
全然大丈夫なんかじゃないのに、口から出た言葉は「大丈夫よ」だったり、

そんなふうに、

私の中にあった、怒りも悲しみも寂しさも終わったこととして処理をしてきた、
あるいは初めからなかったこととして処理したりしてきたんですよ。

そして、

悲しくなんかない、

怒ってなどいない、

寂しくなんかない、

傷ついてなどいない、

私は大丈夫!ってね、

頭は思いこませようとしてきたし、
自分でもいつのまにか、そう思ってすっかり忘れたつもりだったんですね。

だけど、カラダは、とっても正直に、ちゃーんと覚えていたんですね。

そしてためていたんです。
頭が蓋をしてみなかったことにしていたものを。

頭では処理済みにしたはずの隠した感情がたまったもの、
それがココロを固くしてカラダを固くしているから
コリとしてあらわれていることがあるんですよ。
コリのうちはいいですが、もっと大変になれば、それは病気をも
引き起こしますよね?

いままで隠してきたものが溢れてきてもうそれは大変なことになりました。
床が。。。(笑)

頭の中をいろんな情景が浮かんできました。

あ~私はこんなにも自分の感情に蓋をして生きてきたんだな~と
思ったら、もっと泣けました。

そしてね、
痛いと感じるところはまだましな場所なんです。
解放=リリースも比較的できやすいのです。

もっと問題なものは痛みとして感じない場所でした。

私の場合はね、くすぐったいと感じる場所でした。

触れられるだけでくすぐったくて逃げたくなるんです。
ちょっと、そこはやめて~~っていう場所です。

くすぐったくて笑えてきます。
泣いたり笑ったり忙しい女です。(笑)

その時、大馬鹿な私はそのくすぐったい場所を
〇感帯かと思ったんですよ。
いや~ん、うっふ~んな・・・(←あほです)

そここそが他人には触れてほしくない、
もっと問題のある、 根の深い場所だということだったんですね、
実は・・・

笑いはあっという間に涙に変わりました。

向き合うべき私がそこにいました。

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(この写真は2014年セドナにて。ドランヴァロのセミナーでまさかこんなことするなんて
思いもよらなかった!高いところが苦手の私が恐れと格闘中。)

この続きはまた次回に。

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