お水取りではなくてお水送りの儀式

皆さん、奈良東大寺のお水取りのことはご存知の方が多いと思いますが、お水送りについてはご存知でしたか?

私は今年はじめてそのことを知りました。

以下はまずお水送りについての説明です^^

3月第二週、奈良東大寺二月堂では、「お水取り」という儀式が行われます。
日本中から神仏が集まって、会議を開くといわれるこの日には、
「修二会(しゅにえ)」と呼ばれる東大寺の僧たちが修行とともに神仏に言祝ぎ、善男善女の健康と繁栄を祈ります。

その修二会の最後の仕上げともいえるのが、
「お水取り」という儀式で、二月堂の周りを巨大な松明の火で清め、
丘の下にある「若狭井」から汲み上げた聖水を振る舞います。

この聖水は不老長生と繁栄をもたらすありがたい水とされ、多くの参拝者がこれを求めて集まるのです。

その奈良東大寺二月堂の「お水取り」に先立つこと10日あまり前、若狭神宮寺と遠敷(おにゅう)の聖地では、
「お水送り」の儀式が行われます。

お水送りは、若狭神宮寺にて執り行われる儀式です。
小浜の古刹であり、若狭創生神である若狭彦と若狭姫の二神を祭る神宮寺。
この寺自体が神秘に満ちた神仏習合の寺であり、
ここを舞台に行われる「お水送り」は、
そのもっとも神秘的な部分の一つといえます。

「お水送り」当日、神宮寺にある「閼伽井」で汲み上げられた聖水は、東大寺と同様に大松明で清める壮麗な儀式を経た後、
傍らを流れる遠敷川に沿って、1.5kmほど上流の鵜の瀬へと運ばれて行きます。

この聖水を送る行列は、先頭に大松明を掲げ、それに何百もの松明が続いて、深閑とした漆黒の闇の谷間に、幻想的な光景を描き出していきます。

そして、鵜の瀬に到着すると、ここで再び大きなかがり火が焚かれて、清められた後、聖水は、おごそかに深い淵へと注がれていきます。

この鵜の瀬から注ぎ込まれた聖水が10日あまりの後に
奈良東大寺二月堂の若狭井に達して
ありがたい聖水として汲み上げられるのです。

私は、ご縁をいただいて、
今年、この若狭の静かな山里を舞台に繰り広げられる神秘的なお祭りに
参加し、その独特で厳かな時間を体験することとなりました。

お水送りの儀式は2日の夕方から始まります。
儀式開始までの間、お水送りの背景となっている
「八百比丘尼」、「空海伝説」、「徐福伝説」の
不老 不死伝説に関わる場所も訪ねます。

また翌日には日本の様々なレイラインについてとても
詳しい、レイラインハンターの内田一成氏の講演もあり
とても楽しみです。

そんなわけで、またどんな様子だったか報告しますね^^

3月1日~6日までは、福井~長崎~福岡とめぐってきますので
お問い合わせやご予約への返信が7日以降になるかと思います。
少しお待たせしますが、どうぞよろしくお願いします。

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