昨日１７日、夜７時からのニュースの後に放送されていたNHKの
『クローズアップ現代』が終了した。
２３年間キャスターを務めていらっしゃった国谷裕子さんが降板されるため最後の日でした。

このクローズアップ現代は、名前のとおり、現代の日本社会の様々な問題を取り上げて様々な切り口で見せてくれる番組で、
NHKも変わったな～と思わせてくれる意欲的な番組で、私は好きでした。

何より国谷さんがキャスターだからこそ、見ていた！！という私とおなじような視聴者の方はたくさんいらしたのではないかな？

私はひそかにNHKの宝！と思っていたので、降板されることになって
ほんとうに残念だし、NHKは馬鹿だな～と・・・思ってたんです。
そこに政治が介入とか言われているけれど、だとしたら情けないことです。

どんなゲストが来ても、またどのような分野の話でも、ありとあらゆるジャンルで的確な質問を投げかけて答えを引き出してもらえるので、わたしのような一般の素人にもわかりやすく、また時として胸がすくような切れ味の鋭さで楽しませてくれました。

菅官房長官をゲストに迎えての、「集団的自衛権　菅官房長官に問う」ではその切り口の見事さに、菅さんがたじたじとなった場面は有名ですね。

でもそれ以降、面白くなくなってしまったというか、かの！週刊文春に番組のやらせ問題を報じられて以降は特にそれまでの切れ味とは別のものになってしまったように思います。
国谷さんが変わったのではなく、番組自体、あるいはNHKの方向性が変わってしまった。。。

2月のいつだったか、樹木希林さんが出演されたときのこと。

がんの特集でした。
番組内の後半で、希林さんは質問に答えるかたちではあったけれど、思いがけないことをおっしゃった。

このクロ現への出演依頼が来た時に、
「私即座に出ます！！と返事をしたのよ。」

その理由がふるっていた。

「国谷さんに逢いたかったから！」

ああ、気持ちわかる！！！

おそらくこの番組が収録されたときには国谷さんの降板についてもすでに報じられていたため、希林さんはそのことを、NHKの姿勢を、暗に批判したと思える発言だったのです！！

続けて希林さんはこのようにも発言されていました。
とても印象的でしたから覚えています。

「国谷さんは素晴らしいお仕事をされていると思っているの、そしてNHKは素晴らしい財産をお持ちだと。私はこの番組が大好きなのよ」と。

私は、涙がでそうになった。

生で編集できないような場面で、こうしてちゃんとちゃんと、真実を伝えてくれる人がゲストになっているんだな～。やっぱり宇宙（神様）はちゃんとみているんだな～と思ってね。

希林さんもほんとうに素敵な人ですね。
ロックな方の女房は自身もすんごくロック！！なんですね～～～
拍手！！

今後は７人の女性アナウンサーが交代で務めるそうな・・・
どなたがされるのかはわからないけれど、
７人が束になって、ようやく国谷さんと勝負ができるというか、それでもできないかもしれない、と思うくらいに、やっぱり国谷さんはジャーナリストとして、素晴らしかったのです。

詐称してキャスター面していたショーン氏は、もう、恥ずかしくてお話になりませんね。

そういう宝を切り捨てて、圧力に屈する構図はもう見たくないですね・・・

で、国谷さんのこと、実はあまり存知上げなかったのですが、
NHKのアナウンサーだとばかり思っていたのですが、そうではなくて、一年ごとに契約されていた、フリーのキャスターだったんですね！！

ならば、NHKでなくてもどこでも仕事はできるってことですからね。

算命学で見させてもらいました。

２０１５年、国谷さんの立ち位置が変わる、あるいはがたがたするようなことが、まんま起きましたね。
でもね、２０１６年は国谷さんが自分の未来を見据えて、今後どのようなことをしていきたいのか、どうありたいのか、もう一度見つめ直すという年です。

NHKというより現代の日本にとって必要なジャーナリストですから、
枠を超えて活躍してほしいです。

これからも国谷さんを応援したいし、またどんなふうに私たちの前に現れてくださるのか、とても楽しみです。